SFの話 1

サイボーグ。

あまり良い表現ではないんですが、首を胴体から切り離すと、人間なのは脳がある首の方ですよね。

SFとかではありきたりですが、極端な話で、人間=脳だとして。

では例えば、脳を半分に分割できたとして、人間であるのは?

右脳側か左脳側か、両方か、あるいはどっちでもないのか。

というより、究極的に人である為には、脳のどこか一部分だけが重要なのかもしれません。確か、結構前にニュースで実際に脳の半分近くを切除したという手術事例が話題になった事があった気がします。

遠い未来、脳を機械化する手術なんてのがあって、それを受ける人がいたとして。

で、その脳を機械化して行くと、どっかの段階で、その人じゃなくなるんじゃないか?っていう話です。

いつの間にか、その人は死んじゃっているわけで。

機械化した人間じゃなくて、人間を材料の一部として作った機械。

もし、脳全体を機械化してもその人であり続けられるなら、それこそ『魂』が存在するとしか言いようが無い。

生命っていう概念がかなり曖昧で、なんで物質に意識が宿って生命になるのかなんて、分かってないはずです。

分かるという事は必ずしも必要ではないですしね。

2005.08.11