私たちは時間軸上を正の方向、つまり未来に向かってのみ移動しているのだという。
その根拠は何だろうか?
記憶とは、過去のみを保存している。
だから、過去から現在への流れは体感的だ。
過去に何があって、今こうなっているという理解が自然に出来る。
対して、未来から現在という流れは想像が難しい。
だから、人は時間は過去から未来へのみ流れるものだと信じる。
しかし、それだけでは根拠にならない。
記憶に関して言えば、過去から未来へと蓄積していくだけでは無く、
未来から過去へ消去しながら進行して行く場合もあるのかもしれない。
本当にこの世界は3.5次元なんて中途半端な次元なのだろうか?
本当は、空間軸x,y,zのように、時間tも正負両方向へ移動しているのでは無いだろうか?
確かめる方法なんて存在しない。
知ったところで意味があるとは思えないし、現実的でもない。
ただ、そんな事を考えてるのは楽しいんです。
2006.04.05